2012年03月16日

なぜ夜長(よなが)って言葉があるの?

なぜ夜長(よなが)って言葉があるの?

ハイテク機器で支配されてしまった生活に思うこと

今は春ですが、
「秋の夜長」って言葉があります。
そもそも、夜長ってなんだろう?
と思ったので調べてみました。

調べてみると、
「夜が長いこと。秋が深まるにつれて夜が長く感じられること。」
とありました。

面白い言葉だと思いませんか?

~感じられること。

私はここが面白いと感じました。

夜が長いと感じる=個人の感覚によって、感じる長さが違うということ。

例えば、
「徒然草」には
~長き夜を ひとりあかし 遠き雲井を思いやり~

意味は、
(来るはずもない恋人の来るのを待って)秋の長い夜を一人きりで朝まで過ごし、
遠く隔たった場所に(いる恋人に)思いをはせる・・・。

となるそうです。

また、
秋の涼しげな長い夜、ひとり静かに読書にふける。。。

なんか情緒がありますよね~。

では、最近の私たちの夜の生活に照らし合わせてみると・・・

携帯電話や、スマートフォン、電子メールなどが普及し
上記のような情緒は感じにくくなっているなあと思うのです。

家の近所には、コンビニがあり、ネットカフェがあり
24時間常に明かりが付いています。

家に居ても、パソコンを開きTwitterやmixiなどのSNSでのコミュニケーション
マウスをカチカチ。

せっかくの夜なのに、その静かな贅沢な時間を味わおうとは思わないのでしょうか。

ここで一つ思うことがあります。
それは、

みんなが同じように、パソコンに向いネット上の世界に目を向けている
ということは・・・。


上記のような情緒的な事を積極的に取り組んでいくことで
本来の自分らしさなどにふと気づくことができるんじゃないかな~と思います。

時代の流れは常に、反動の繰り返しだと云う説があります。
反動とはつまり

情緒←→無機質
自然   人工物

今の時代、
みんなと同じことをしていては埋もれてしまうと思うのです。

自分らしさを見つめつつも、
時代の流れを読み、
その反動を意識的に取っていく。

私の中でひとつの流されない生き方のヒントとなりました。

駄文ですが、
ここまでお読み頂き、ありがとうございました!







Posted by マーゲン at 16:00│Comments(0)伝える、伝わる
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